こんにちは。京都でも木々の葉が赤く染まりだし、季節はすっかり秋になってきました。
秋と言えば食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋…etc.とも言われていますが、今日は芸術の秋から少し感じたエピソードをお話したいと思います。
先日、久しぶりにクラッシックのコンサートへ行く機会がありました。その演者の方の演奏を生で聴くのは初めてだったので、どんな感じなんだろうととても楽しみにしていました。
また、当日のコンサート会場に行くのは実に30年以上ぶりのところだったので、席に着くと、「天井に見えるこの独特の形のものは30年以上前と一緒だ。まるでヨットの帆が集まったみたい。そういえば30年前も同じことを考えていたなぁ。」などと思っていると、いよいよ演奏が始まりました。
演奏はとってもすばらしく、耳も心も体も喜んでいる!と感じるものでした。
しかし、演奏中のところどころで、ちゃんと聴いているつもりなのに全然関係のないことを考えている自分がいることにふと気がついたのです。
今までもそういうことがあったのですが、以前はそういう時に、「演奏に集中したいのになんで別のことを考えちゃったんだろう」とか「皆はこの演奏の音楽からどんなイメージの世界を広げているんだろう」などと、自分が集中して聴けていないと思い、焦りのようなものを感じていた気がします。
でも今回あることに気が付いたのです。
それは、「演奏を聴いている時に自分の中で起こっていた現象は瞑想の時の状態に近い」ということです。
私の習っている瞑想法では、色々な思考なども浮かんでくるのが普通の状態と言われています。瞑想をすることによってストレス解消が行われているのですが、演奏を聴いていた際に似たような感覚が起こっていることに気が付きました。
いつも大抵、瞑想が終わるとすっきりして頭がクリアになり、パフォーマンスが上がる感覚があるのですが、今回もそれと同様の現象が起こっていることに気が付きました。
このことに気が付くと、「なんで別のことを考えちゃったんだろう」というような自分を少し責めるような今までの視点は消えて、素晴らしい演奏を聴いて喜んでいた心や体からパワーが湧いてきて、色々なアイディアが出てきたのです。
今回の一連の流れの中の自分の気持ちをよく観察してみると、音楽を聴いている時に、自分が思い描いていたように感じられない自分を発見し、「音楽を聴いたらこんな風に感じないと」というような縛りを気づかないうちに自分自身が作っていたことにも気が付きました。もっと自由にいろんなことを感じたらよいのに。

今回の心理学的ポイント!
- 自分に「〇〇でないと」と制限をかけていることに気が付く。
- 本当に「〇〇でないと」いけないのか考えてみる。
- その制限をとっぱらった先に(視点を変えた先に)思わぬ副産物があることがある!(私の今回の場合は、パワーやアイディアなどがわいてきた)



皆さんも気づかないうちに、自分に対して「〇〇でないと」と思っていることはありませんか。
今回たまたま気が付いたように、普段は特に意識にのぼってこないものもたくさんあるのだと思います。私もまだまだ自分で気がついていないことがたくさんあると思います。
日々のカウンセリングの中でも、一緒にお話しする中で、ご自身で気が付かれていかれる方も多いです。気が付いた時に、自分でかけた制限に対して「それって本当に必要なもの?もっと自由に感じてもいいんじゃない?」と視点を変えてみると、視界や考えが広がり、思わぬハッピーな体験に出くわすかもしれません。
視点が簡単に変えにくい時、なかなかうまくいかず困ってしまう時もあると思います。そういう時は紙などに書き出してみるのも良いですし、カウンセリングを通して、ご一緒に考えていければと思っています。
深まっていく秋の中、皆さまの幸せをお祈りしています。

